著 者:有川浩
出版社:アスキー・メディアワークス
出版日:2008年4月10日初版
評 価:☆☆☆☆(説明)
図書館戦争シリーズのスピンアウト。著者の良心で、一度幕を引いた以上は良化法関係で本編以上の騒ぎを起こすのは反則、ということで登場人物を中心に別冊シリーズを書くそうです。
確かに、「図書館革命」の当麻亡命事件の最後の大立ち回り以上のことをやるなら、本編でもう1冊出せるんじゃないかと思う。
それでもって、今回はどの登場人物に焦点を当てているかというと、堂上と郁の甘々カップル。なんだ、本編と変わりないじゃないか?とは思わないでもないが、まぁ別冊の1冊目としては順当な所か。個性的な登場人物と人間関係がたくさん仕込まれているから、これからも色々な物語を楽しめることでしょうし。
そして、堂上と郁の物語である。「図書館革命」では、当麻亡命事件の後、時間を早送りにして2人は結婚してしまっているけれど、本書はその早送りの時間の間の出来事。つまり、愛の告白の後、結婚に至るまでの話。
もう、ベッタベッタの砂糖菓子のような甘さだ。そりゃそうだ、世のたくさんのカップルについて言っても甘~い時期だ。まして、堂上と郁だ、有川浩が描く「図書館戦争」シリーズだ。著者も「ベタ甘が苦手な人は逃げて」と、あとがきで言っている。(あとがきで言われてもねぇ。もう読んじゃったし。)
正直に言うと、読んでいてこっちが恥ずかしかった。もちろん、面白かったし、楽しめたし、細かいエピソードも良く練られていました。だからオススメです。勧められなくても「図書館戦争」シリーズを読んだ人なら読まずにいられないでしょうけど。
でも、本編にはない恥ずかしさが漂います。恋人ができてから結婚に至るまでの女の子の様子を見ているなんて、恥ずかしいことだらけで。カワイイ下着を買いに行ったり、初めてのお泊りとか....。まぁ、郁の場合はそれだって普通じゃないんだけど。でも、これも小学生の娘にはキツいかな。
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YO-SHIさんこんにちは。
いろいろ教えていただきまして、ありがとうございます!
有川浩さん、多くのレビューを見かけますが、まだ読んだことがありません。
どういったジャンルなのかもよくわからぬまま・・・。
「図書館~」シリーズは人気なんですね!
一度読んでみたいと思います。
ゆんさん、コメントありがとうございます。
図書館シリーズ。ライトな読み物もお好きでしたらオススメですよ。
ジャンルは何と言えば良いかな?「ラブコメディ」でうまく伝わるかな?
著者一流の社会風刺も効いていて、感心させられることもあったりです。
別冊図書館戦争1 有川浩
逃げてーっ。なんでもいいからとりあえず逃げてーっ。いやもう、前にUMAとか軍隊設定を抜きにしたベタ甘を有川さんにやられたらちょっと恥ずかしいって書いたけど、この二人では恥ずかしいどころじゃ済みませんでした。沸騰した頭を冷やすのに夜道をひとっ走りしてこよう…….
先日はコメントありがとうございました。
大きな事件は起こさない代わりに、
これまで以上のトビキリな甘さを見せてくれる。
サービス精神たっぷりの有川さんに感謝です。
たまねぎさん、コメントありがとうございました。
そう、有川さんには感謝ですね。
でも、私にはこの甘さで限界です。この線から先には行かないでほしい...
「別冊 図書館戦争 ?」 有川浩
{/book/}「別冊図書館戦争?」 有川浩
大好きな図書館シリーズのスピンアウト本です。最近漫画化やアニメ化されているようですが、私は原作だけでいいかな。自分の頭の中に郁や堂上のイメージができてしまっているので。
完結したと思っていたシリーズなのに、こうして“別冊”が出る運びになったのは、ひたすら“大人の事情”によるものらしいです。ドル箱シリーズを出版社が離すわけないですよね。ということで、この“別冊”はこれからもスポットを当てる人物を変えて何巻か予定されてるみたい。
激甘、ベタ甘注意報発…
こちらにも・・・。
完結したと思って安心していたら、やっぱり出版社が終わらせてはくれませんでしたね~(笑)
それなりに面白かったのですが、やっぱりあの二人のああいう部分はこちらの想像に任せて欲しかったかも~とも思いました。
ミチさん、コメントありがとうございます。
そうですね。想像に任せるというか、別に知らなくても良かった、って感じもしますね。
こんにちは~。
べったりな2人でした。
確かに皆さんのおっしゃるとおり超がつくくらいのベタ甘で面白かったです(笑)
女子的、男子的会話から何から楽しく読みました。
このシリーズ、遅まきながらハマってしまいました(^^*)
TB宜しくお願いします(^^)
igaigaさん、コメントありがとうございます。
ベタ甘だったでしょ。私はこの辺りが甘さの限界です。
ちょっと越えてるかも、と思うぐらいです(笑)。
「別冊2」も行きますか?
ちょっと趣が違うかもしれませんが、なかなかいいですよ。
別冊図書館戦争1
「メディア良化法」という検閲を正当化する法律が施行され、図書の検閲押収が行われているという近未来を舞台に、「メディア良化委員会」という国の武装検閲組織と戦う図書館員 …