著 者:マイクル・クライトン (訳:酒井昭伸)
出版社:早川書房
出版日:1995年11月25日 初版
評 価:☆☆☆(説明)
大ヒットした映画「ジュラシックパーク」の原作の続編。
あとがきによると、クライトン氏はめったに続編を書かないそうだ。それなのに続編が出たというのも、映画のヒットが影響しているだろうか?
一作目よりも、プロットがはっきりしていてストーリーにメリハリがあって面白い。マルカム教授のカオス理論や、動物生態学などを取り込んだことで、ストーリーに厚みが出た。
(例えば、なぜ恐竜が絶滅したのかの新学説や、なぜサイトBという場所で肉食恐竜が繁殖しているのかといった理由などが、妙に説得力がある。)
映画の方の続編「ロストワールド ジュラシックパーク2」は、サイトBの位置付けと、登場人物の一部が同じである以外は、別の話。映画の方が圧倒的に陳腐でつまらない。こちらの本の方が断然面白い。
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