著 者:J・R・R・トールキン (訳:瀬田貞二)
出版社:評論社
出版日:1972年11月25日初版 1984年8月30日第8刷
評 価:☆☆☆☆(説明)
指輪物語6分冊のその2。映画The Lord of the Ringsの1作目の後半にあたる。
指輪を捨てる旅のために9人が選ばれて旅立ち、主人公フロドとサムが他とは別にモルドールへ向かうまで。
途中一行のリーダー的存在であったガンダルフは、地底の怪物バグログとの戦いで地の底へ落ちてしまう。このバグログは、敵の一味ではなく、地上の生き物とは違う世界に棲む太古の魔物である。トールキンの世界は、敵と味方、善と悪のような単純なものではなく、もっと複層的なものであるらしい。
ロスロリエンの姫君であるガラドリエルは、映画では私には奇人じみて見えたが、原作では思慮深き導き手として描かれている。この世界では非常に重要な人物のひとりであるらしい。映画を見てあの描き方に憤慨している人がいるのもわかる。
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