ダレン・シャン6 バンパイアの運命

書影

著 者:ダレン・シャン (訳:橋本恵)
出版社:小学館
出版日:2002年10月20日初版 2004年12月1日第9刷
評 価:☆☆☆☆(説明)

 4,5,6巻を通して続くバンパイア・マウンテンを舞台とした一連の物語の結末。
 前巻の続きで、ダレンは地下の水路を流されて、「奇跡的に」無事にバンパイア・マウンテンの脱出に成功する。そして「偶然に」ストリークというかわいがっていた狼に出会い、助けられる。そして、その群れにいる老狼が「たまたま」元帥の間への抜け道を知っていた。
 こんなご都合主義のストーリーで良いのか。しかも「それにしても、よくこうもうまくいったものだ...運命の力が働いているのか...」なんて独白してしまう。3巻でも似たような独白があるが、これは興醒めだ。著者自身でさえ、都合が良すぎると思っているのだから。

 ところで、バンパイアとバンパニーズの決闘で、ダレンはバンパイアたちの振る舞いに違和感を覚える。彼らがあまりに喜々としてバンパニーズを殺すからだ。うがった見方をすれば、命知らずの彼らは、他人の命も尊く思わないのかもしれない。この違和感が今後のダレンの振る舞いに影響してくるのかもしれない。

 主人公が処刑されては元も子もないので、ダレンの処遇をどう解決するのかと思っていいたら、なんと、バンパイア元帥になってしまった。アッと驚く展開には違いない。しかし、それまで延々と、バンパイアは掟や序列や前例を重んじる、と説明されてきたのに。そのこととの折り合いはどうするんだ。

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