7月25日に「読書感想文の宿題に思うこと」という記事を書きましたが、その後日談というか、ちょっと面白いことに気付いたので、もう一度この話題を取り上げます。右のグラフを見ていただくと、「読書感想文」という検索語によってアクセスしていただいた件数の推移が分かります。
見れば一目瞭然ですが敢えて説明すると、夏休み前には1ケタ台であった「読書感想文」という検索語でのアクセスは、7月25日の記事以降も8月の初旬は20~30程度でしたが、中旬過ぎあたりから上下に振れながらも一気に3ケタ台まで急増しています。
20日に156、24日に最高の168、31日に165と3回のピークを迎えて、9月1日には一気に36に激減します。分かりやすいですね(笑)。自分が子どものころを思い 出して微笑ましくさえあります。でも31日にネットで検索していて、間に合ったんでしょうかね。
アクセスをさらに分析すると、「○○○(書名) 読書感想文」と書名とセット、またこの後に「パクリ」が付いている検索が多かったです。「パクリ」を付けて検索してきた人のほとんどと、付いていない人の一部分の方が7月25日の記事にアクセスされています。
パクリをしようと思ったかどうかはともかく、多くの方は読書感想文の宿題の参考にしようと思って検索されたに違いありません。それで、辿りついた先の記事が「パクリは論外ですが、ネットで他人の感想を読んでから感想文を書くのもどうなんでしょう?」なんて記事だったのだから、悪い冗談でしかないですね。失礼してしまったと思います。
最後に。最近は検索エンジンで検索すると「他のキーワード候補」が表示されますね。過去の検索実績を基にしているのでしょうが、「読書感想文」で検索すると「パクリ」とか「コピペ」がついた候補が出るのですが、これはいいんでしょうか?
機械的にやっているだけで他意がないのは分かりますが、結果的に不正行為に誘導してしまっていることには違いありません。以前、硫化水素による自殺に必要な商品一式が、AMAZONのレコメンド機能によって「この商品を買った人は..」に表示されて批判を浴びたことがありますが、意図しない悪い結果を招くという意味では同じだと思います。それに機械的な処理に依存していると、ある程度まとまった数の行為は、さらに同じ行為を誘発して雪だるま式に膨れ上がってしまう。気にしすぎでしょうか?
こんばんは。Tucker です。
本カフェからこのブログに来ました。
数ヶ月前、似たような話で新型インフルエンザ騒ぎで世間でマスクが品薄になった時、楽天が出店者に「今の売れ筋」としてマスクを勧めるメールを出して、ひんしゅくを買ったというニュースを聞きました。
機械的にやっているサービスがたまたま裏目に出てしまったのでしょうが…
「便利」「効率」とかいう事を追求しすぎてしまってるのかな、と思います。
Tuckerさん、コメントありがとうございます。
この楽天のニュースの場合は、「便利」「効率」と
もう一つは「儲かる」でしょうか?
楽天のサポート担当者も、加盟店に儲けてもらおうと
思ったのでしょう、職務に忠実に。
企業が儲けることは社会の活性化にもつながるので
それ自体には反対しませんが、それが第一の価値に
なってしまっては困ったことになりますね。