著 者:星新一
出版社:理論社
出版日:2002年11月初版
評 価:☆☆☆(説明)
少し前に読んだ「ねらわれた星」と同じシリーズ。こちらは17篇の短篇が収められている。
「ねらわれた星」に比べると、こちらの作品はなんだか納得いかないものが多い。最後にオチがないものが多くて(ストーリー自体には、意外性がないことはないのだが)。星新一のショートショートらしくない、切れ味が悪いという感じ。
作品の年代が違うのかと思い調べたところ、「ねらわれた星」に収録されているのは、昭和30年代で作者が30代のころのもの。「夜の山道で」は、昭和50年代のもの、なんと20年も違う。何十年も書き続けていて、傾向が変わったのだろうか。敢えて、優劣はつけないけれど、私がショートショートらしいと思って読んだ作品は、自分が生まれる前、40年以上も前の作品だったことになる。
にほんブログ村「SF小説」ブログコミュニティへ
(SF小説についてのブログ記事が集まっています。)
人気ブログランキング「本・読書」ページへ
にほんブログ村「書評・レビュー」ページへ
(たくさんの感想や書評のブログ記事が集まっています。)