著 者:佐藤みきひろ
出版社:講談社
出版日:パイロット版
評 価:☆☆☆(説明)
出版社の講談社さまから、パイロット版で献本いただきました。感謝。
「月に100万稼げる「Amazon輸出」」のレビューの冒頭で、「やけに景気のいい、すごいタイトルの本だ」と書いたが、本書は金額でその8倍超も景気がいい。そのレビューで「うまい話がそうそうあるはずがない」とも書いた。「あるはずがない」レベルも8倍ということになる。
しかし、このタイトルは誤解されやすいと思う。「いいね」つまりFacebookが、直接お金になる何かうまい方法があるような印象を与えるけれど、それは違う。収益の元はFacebokとは別にある。例えば、著者は飲食店やリース会社など、複数の会社を経営していて、そこからの収益が1億円、ということなのだ。Facebookは集客や商品への誘導に使っている。これなら「あるはずがない」とは思わない。
まぁ、会社経営をするとなるとおいそれとは行かない。でも、本書はそんなハードルの高い本ではない。読んでみると分かるが、本書に書かれているのは、Facebookページを使った集客の実践的ノウハウであって、年収1億円はその結果に過ぎない。本書のノウハウは魅力的なFacebookページ作り全般に役立つ。1億円までは求めないのなら、会社経営は必要ない。
例えば会社のFacebookページを担当している人、例えばウェブ制作会社のデザイナー(本書中に「ウェブ制作会社は集客とは無縁」なんて書いてある。的確な指摘だけに、言われっぱなしでは不甲斐ない)も読むといいと思う。実際、私は職場のFacebookページを作っているのだけれど、大いに参考にさせてもらった。
タイトルに話は戻るけれど、本のタイトルは難しい。本書を家族や職場の同僚に見せたら、ほぼ全員が失笑した。「年収1億円」に「あるはずがない」と思ったのだろう。インパクトはあるけれど、真面目に受け取ってもらえない恐れがある。では「Facebookページで集客力アップ!」ではどうだろう?これはインパクトに欠ける。同種の本の中で埋没してしまいそうだ。
ところで、著者の人生を変えた(救った?)本として、神田昌典さんの「あなたの会社が90日で儲かる! 」が紹介されている。本書の装丁がこの本にとても似ているのは、リスペクトの気持ちからだろう。
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すごいタイトルですね。うそっぽい感じがして、私はこういう本になかなか手が出ません。
Facebookやツイッターは集客に活躍するそうですね。年収1億円は難しそうだけど、やらないよりはやった方が収入が増えそう。
アフィリエイトをやっているのですが、Facebook・ツイッターはやっていません。このタイトルを聞いて、やってみようかなという気持ちが少し湧きました。
珠里さん、コメントありがとうございます。
私もこの本を読んで、以前から登録だけはしていたFacebookを、
少しあれこれ活用してみています。
効果が出るとしても、まだまだ先ですが。