著 者:ポールスチュワート 訳:唐沢則幸
出版社:ポプラ社
出版日:2005年11月 第1刷
評 価:☆☆☆(説明)
久しぶりの海外ファンタジー。本書は、大河ファンタジー「崖の国物語」シリーズの著者の作品。「崖の国」よりは、少し低年齢の子どもでも楽しめるワクワク感のある物語。
主人公はファーガス・クレイン。9歳の男の子。パン屋さんに勤めるお母さんと二人で暮らしている。お父さんはファーガスが生まれる前に航海に出たきり帰って来ていない。
そのファーガスのもとに、機械仕掛けの空飛ぶ箱が3晩続けて飛んでくる。最初の夜には箱の中にはファーガスの名前を尋ねる手紙、次の夜にはお母さんとお父さんの名前などを尋ねる手紙。そして3晩目には「君に危険がせまっている!」という警告!
最後の警告の手紙には「音信不通だったテオおじさん」という署名があった。さて「テオおじさん」とは何者なのか?ファーガスに迫る危険とは何なのか?そもそも危険が迫っているというのは本当なのか?...と滑り出しは上々。
そのあともワクワク感満載。タイトル通りに「空飛ぶ鉄の馬」はもちろん、楽しいメカがいくつも登場する。冒険あり、海賊あり、宝探しあり、友情もあり。屈託なくページをめくってワクワクしよう。
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