疲れリセット即効マニュアル

書影

著 者:梶本修身
出版社:三笠書房
出版日:2017年8月5日 第1刷 発行
評 価:☆☆☆(説明)

 なんだか疲れやすい。お医者に行くほどではない、行っても原因はわからない。そんな人が読んだらいいと思う本。

 著者は大阪市立大学の「疲労医学講座」という、「疲労医学研究」を専門に行う、日本で唯一の研究室の代表。その著者が「疲労のメカニズム」と、「昼間・仕事中」「夜・家に帰ってから」「休日・プライベート」「考え方」の4つの場面とテーマに分けた「その場で簡単にできる疲労リセット法」を伝える。
 「はじめに」にそう書いてあった。「その場で簡単にできる」は、気をそそられるけれど、なんだかウソくさい。本当ならありがたいけれど..。期待半分で読み始めた。

 著者の研究で、運動による疲労も、デスクワークによる疲労も、眼精疲労も、心因的なストレスも、すべての疲れの原因は脳内の「自律神経」にあった、ということが分かったそうだ。

 運動やストレスで自律神経に過度な負担がかかると、活性酸素が発生して自律神経のパフォーマンスが低下する、これが「疲労」の正体。そしてこれ以上自律神経を傷めないように、脳が発信したアラートが「疲労感」。

 だから疲労の回復のためには、「自律神経への負担を抑える生活習慣」「活性酸素の酸化作用を抑える「抗酸化作用」を持つ成分が含まれる食べ物を摂る」「自律神経の酸化を回復する質の高い睡眠」が大事になる。

 「生活習慣」「食事」「睡眠」。なんのことはない、よく知っていることだった。それでも、それらが大事なことの「なぜ?」を説明してもらって得心することはできた。「疲労」と「疲労感」が違うことも発見だった。栄養ドリンクを飲んで軽減するのは「疲労感」であって「疲労」ではない。

 また「その場で簡単にできる」も半分ぐらい本当だった。生活習慣や食事は簡単には効果がでないけれど、本書には「疲れやすい人」と「疲れない人」の対比が30項目あって、これらは比較的簡単に「疲れない人」の方を実行できる。(中にはちょっと疑問が残るものもあるけれど)

 例えば「デスクワーク」。疲れやすい人は「一段落つくまでがんばって、まとめて休憩をとる」。疲れない人は「一段落つこうとつくまいと、1時間おきにトイレに立つ」。仕事内容によると思うけれど、私の今の仕事なら即実行できる。

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