著 者:藤尾秀昭
出版社:致知出版社
出版日:2012年5月25日 第1刷発行
評 価:☆☆☆(説明)
出版社の致知出版社さまから献本いただきました。感謝。
致知出版社は「人間学」をテーマとした「致知」という、今年創刊34周年を迎える月刊誌を発行している出版社。「致知」のインタビュー・対談記事を再掲した「人間学入門」という雑誌をいただいて、今年の新年早々に読んだことがある。
本書について順を追って説明をする。「致知」は、各界各分野の先達を取材し、その体験談などを紹介している。著者は創刊以来この雑誌の編集に携わり、10年ほど前から特集テーマを概括する一文を書いてきた。その一文をまとめた書籍、「小さな人生論」は読者の支持を得てシリーズ5巻になる。本書は、そのシリーズ5巻から特に心に残る言葉を選び出したものだ。
「名言」と聞くと、古今東西の先達たちの「キラリと光る」言葉、というイメージがある。その点、著者自身の文章の抜粋をまとめたものを、「名言集」としたことには違和感がある。しかし、30数年間も先達の言葉を聞き、その紹介をしてきた著者にとっては、自身が書いた文章であっても、それは「先達たちの言葉」を伝えたものなのだろう。
「人間学入門」の記事にも書いたし、その後もたびたび同様のことを書いたが、ある言葉が心に響くのは、ちょうどその言葉を欲していた時だったからだ、とも言える。特に名言・金言はそうしたものだろう。そのタイミングはいつ来るか分からない。ポケットサイズに収められた本書は、手元に置いて読み返せるように、という配慮の表れなのだろう。
私は、まだ一読したところだけれど、いくつかの言葉は心に残った。特に「松陰の気概」という項目の次の一文に深く自省した。「あなたはあなたのいる場を高めているだろうか。」
人気ブログランキング「本・読書」ページへ
にほんブログ村「書評・レビュー」ページへ
(たくさんの感想や書評のブログ記事が集まっています。)









