Harry Potter and the Order of the Phoenix(ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団)

著 者:J・K・Rowling
出版社:ARTHUR A LEVINE BOOKS
評 価:☆☆☆☆(説明)

 ベストセラー小説「ハリーポッター」シリーズの第5巻。日本語のタイトルは「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」というらしい。友達から洋書を借りて読んだ。870ページの大作。日本語版は3分冊になるかもしれないという。いやぁ良く読み終えたものだ。
 読み応えはあったが、事件は起きない。なかなか起きない。終盤になって大乱闘とも言えるアクションシーンがあるが、それまではまるで学園ドラマのようだ。いじわるな先生が登場し、デートに失敗したり、先生に隠れて集まったり、試験や卒業後の進路を考えたり...。そういえば、ハリー達も15-6才、青春真っ只中なのだ。
 アンブリッジという意地悪な先生を登場させて、学校をかき回し、ハリーをいじめ抜くことが、ストーリー上必要であるのか、ちょっと疑問。おかげでハリーの心は暗く鬱積していき、ストーリー全体に鬱々としたトーンが漂う。読んでいてストレスが溜まった。
 前巻で復活を果たした闇の魔王は、取り巻きを取り戻して態勢を整え、同じく前巻で決裂したダンブルドアと魔法省は、この一巻と大きな犠牲を費やして関係を修復する。いよいよ次回から全面戦争に突入かと期待しよう。

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