ゲーム脳の恐怖

書影

著 者:森昭雄
出版社:日本放送出版協会
出版日:2002年7月10日発行
評 価:☆(説明)

 テレビゲームを継続的にやると脳の前頭前野の機能が衰える。前頭前野は、判断力など人間らしさを司る場所。すなわち、「テレビゲームをやると人間らしさを失う」と、本書は訴えている。
 事前に本書に対する反対意見を目にしていなければ、この主張をうのみにして、ゲームを敵視していたことと思う。しかし、冷静に見ると、おかしな点がいくつもあることが分かる。(トンデモ本に認定されるのも分かる)

本書の主張が拠って立つのは、ゲーム中の前頭前野から発する脳波のβ波だ。
1.テレビゲームをやっている最中には、α波が増えβ波が減る。
 (脳科学の専門家からすれば、まずこの主張や計測方法にも異論があるそうだ)
2.これは痴呆患者の脳波と似ている。
3.よって、ゲームをやる人の脳は痴呆患者の脳のような状態になる。
という論理展開。(ちなみに、普通の人の安静時の脳波も同じようなパターンだ)

 このことの証明のために、「ゲームをよくやり」「物忘れがひどい」「態度の悪い」学生を1人連れてきて、ゲームをやらせて脳波を測っている。しかし、これでは証明にならないだろう。前頭前野の働きが著者の言うとおりであれば、この問題を抱えた学生の脳波に予想通りのパターンがあったとしても不思議はない代わりに、何も証明していない。ゲームと脳波との因果関係さえ分からない、ましてや、脳波と問題性向との関係は著者の独断でしかない。
 「不安」も人の行動の強い動機に成り得る。多くの人、特に子を持つ親を不安に陥れる本書が思いの他有名になったのは、そういう理由だろう。批判のために読むのなら良いが、読んで益のある本ではない。

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ダレン・シャン4 バンパイア・マウンテン

書影

著 者:ダレン・シャン (訳:橋本恵)
出版社:小学館
出版日:2002年4月20日初版 2004年4月20日第10刷
評 価:☆☆☆☆(説明)

 ダレンとクレプスリーは、ダレンをバンパイア元帥に紹介し、ダレンを半バンパイアにしたことについて、認めてもらう、あるいは責任を裁いてもらうために、12年に1度のバンパイア総会に出席しようと、バンパイア・マウンテンへ行く。
 少年を半バンパイアにしてしまったクレプスリーには、相当な責任があるらしい。そして、そのためにダレンが厳しい試練を受けることになった。もし失敗すれば、死ななければならない、というところまでがこの巻。
 これから6巻までが、1つのストーリーになっているらしい。そのためか、色々なことが後の巻の伏線となっていて、この巻では未解決なまま残っている。
 新たな登場人物も続々と現れて、話の幅や奥行きが広がった感じ。まぁ、これまでの物語全体を通して言えることだけど、11年間も負けたことのない女バンパイア「エラ」を相手に、戦闘経験のないダレンが一時は相手を追い詰めたり、そのエラは尊敬する人としか握手をしないのに、何故かダレンを認めて握手したりと、安直な感じがする。しかし、ストーリー展開は面白い。

 この巻で分かったこと。
 バンパイアは高潔な種族で、試練に耐えることを尊ぶ。ミスタータイニーはこの世が始まった時から生きているようなやつで、魔力を持っていてバンパイアの誰もが恐れている。リトルピープルは、死者の霊にミスタータイニーが何らかの取引の上で身体を与えたもの。

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ナルニア国物語4 銀のいす

書影

著 者:C・S・ルイス (訳:瀬田貞二)
出版社:岩波書店
出版日:1966年10月1日初版 1988年6月15日第22刷改版 1995年9月5日第33刷
評 価:☆☆☆☆(説明)

 前号「朝びらき丸 東の海へ」から70年ほど後のナルニアの物語。
 今回は、ユースチスとその学校の友達のジルが、アスランに呼ばれて行方不明のカスピアン王の息子リリアン王子を救いに行く。
 ジルはアスランから、王子を救うための4つのしるべを教わるが、3つまでは失敗してしまう。そのために大変な苦労をするのだが、これも運命のようだ。
 今回は、世界が奥地のほうへ広がる。巨人国や地下の「夜見の国」が登場する。(さらに地下深くには「ビスム」という地底世界があることになっている)
 リリアン王子は、夜見の国の魔女に捕らわれていた。話の中ではこの魔女は、1巻に出てきた白い魔女と同じものということになっている。どうやら、魔女というのはこの世界の魔の力を象徴しているようだ。
 リリアン王子を救出する際のなぞかけが二重三重で面白い。
王子は、「今から私は魔法をかけられるので、どんな望みを頼もうと、決して言うことを聞かないでくれ」と言い残して錯乱する。しかし、その錯乱状態こそが真の王子の姿なのだ。

 もう一つ気が付いたことを。ユースチスとジルが通う学校というのは、新教育実験学校といって、古い教育を止めた自由な学校ということになっている。話の中では、この学校はあまり評価されていない。教育者でもある著者の新しい教育改革に対する批判によるものであろう。

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ネット王子とケータイ姫

書影

著 者:香山リカ、森健
出版社:中央公論新社
出版日:2004年11月10日発行
評 価:☆☆☆☆☆(説明)

 この本の言わんとすることに全く異議が無い。私としては、ひどく常識的なことが、多くの引用を用いながら、解きほぐされている。
 中に登場するケータイがなければ暮らしていけないような「ケータイ姫」(メールにいつ何時でもすぐさま返事をしなくてはいけない。それがつながりの証だと思っている)の感性は異常だと思うが、現実に存在する。ならば、彼女を否定しても始まらない。現代のメディアと生活をテーマとして考えるなら、出発点、少なくとも前提にはしなくてはならない。
 この本が当たり前のことを書いてありながら有益だと思うのは、身の回りに非常識な見識がはびこっているからだ。「ゲーム脳」のことを、非科学的な説と言い切る意見があることを、つい最近まで知らなかった。「何だってやり続ければおかしなことになるだろう」ぐらいには、肯定の気持ちがあった。しかし、脳波の測定からα波β波の解説まで、全くデタラメなのだと言う。こんな話を基に、自治体がテレビやゲームを制限する政策決定をしてしまったら良い笑い者だ。
 しかし、あんなのはデタラメだ、と笑って済ませる問題ではない。子どもたちがネットの危険に晒されていることは、ゲーム脳とは別の次元で重要な問題なのだ。誰かが正しい方法で子どもたちにネットに対する耐性を身に付けさせなくては、悲劇は繰り返される。「危ないのはネットとカターナイフ」と言って、取り上げても意味ない。

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アホでマヌケなアメリカ白人

書影

著 者:マイケル・ムーア (訳:松田和也)
出版社:柏書房
出版日:2002年10月15日初版 2003年3月5日第18刷
評 価:☆☆☆(説明)

 原題は「Stupid Whitemen」、バカ白人ということになるか。もちろん、著者の意図は白人全部を指すのではなく、アメリカの白人を指しているようなので、この邦題は的を射たものと言える。
 内容は、アメリカの、またはアメリカ人の可笑しなところ、モラルの無さを、これでもかとこき下ろすもの。2000年の大統領選でのブッシュ陣営のあくどい行いから始まり、根強く残る黒人差別や学生の無知、教育の荒廃。そして、軍事予算やエネルギー消費量、批准していない国際人権条約の数、強姦の件数と不名誉なナンバーワンを数多く持っていることなどを多く書き連ねる。ウソではないにしても、一方的な見方に過ぎることは確かだろう。
 しかし、「ウソではない」とすれば、アメリカという国はなんと傍若無人で病んだ国だろうと思わせるに充分だ。これで、自分たちの国が一番だと思っているなんて。Stupid Whitemen。
 と言うように、この本は暴露本なのだが、出色は出だしの2000年の大統領選の記述だ。ブッシュ陣営は、選挙を前にして、フロリダ州で民主党の支持者が多い黒人を中心に、2万人ほどの有権者から選挙権を奪っている。重犯罪者には選挙権がないからだが、実際には、犯罪者と名前が似ているからとか、誕生日が同じだからといった(それもテキサス州の犯罪者と)理由で選挙権を奪われた人も多くいたそうだ。
 それだけではない。フロリダ州知事はブッシュ大統領の実弟だし、ブッシュ当選を最初にフライング気味に報じたのは、フォックスTVのブッシュの従兄弟、票の数え直しを命じた最高裁長官も共和党の配下の人だ。フェアであることを何よりも重んじるアメリカの大統領選がこんな状態で行われたことに驚きを禁じえない。
 そして、アメリカは、そうして大統領になった人を再選してしまった。イラク戦争など、政策の実績よりも、キリスト教的価値観を共有していることに判断基準を置いて。驕慢と言わずに何と言おう。

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ナルニア国物語3 朝びらき丸東の海へ

書影

著 者:C・S・ルイス (訳:瀬田貞二)
出版社:岩波書店
出版日:1966年8月1日初版 1986年6月10日第22刷改版 1995年6月15日第33刷
評 価:☆☆☆☆(説明)

 前号「カスピアン王子のつのぶえ」から3年後のナルニアの物語。カスピアン王子がおじのミラースが追放したナルニアの7卿を探す東の海への旅。人間の世界からは、ルーシィとエドマンドの兄弟と、いとこのユースチス。
 7人の卿を探す旅は、世界の東の果てにあるというアスランの国への旅にもなる。今回の物語は、著者の宗教観が色濃く反映されているように思う。
 旅の最後に水の壁の向こうにそびえる大山脈が見え、それがアスランの国らしい。もの言うねずみのリーピチープは一人、皮舟に乗り水の壁を登って向こう側へ消える。これは、指輪物語にも見える西方浄土思想だと思う(今回は東方だったけど)。また、この水の壁の手前は、白いハスの花が一面に浮いている。これは仏教的だ。
 また、いやなやつだったユースチスは、竜になってしまったことから、いいやつに変わってしまう。竜が出てくるあたりは西洋のファンタジーの王道かも。改心するというのも、第1巻のエドマンドのように定番かも。その他に、星が地上に降りてなった人とか、海底人、奴隷商人、魔法使いなどが登場、島々を巡る旅など、ベルヌやスウィフトなど、西洋の古典のエッセンスが詰まった感じの話だ。

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イラクの中心でバカとさけぶ

書影

著 者:橋田信介
出版社:アスコム
出版日:2004年1月20日第1版 3月1日第2刷
評 価:☆☆☆(説明)

 ベトナム戦争から「爆弾を落とされる側」から戦場を撮り続けた、戦場カメラマンのイラク戦争のルポ。著者は数ヵ月後にイラクに戻り、移動中に銃撃を受けて死亡している。
 この人が語る戦場には圧倒的な臨場感がある。そして何故か楽天感が漂う。これは多分、戦場のありのままを飾りのない文章で伝えているからなのだと思う。最後になって著者自ら踏み越えてしまったが、著者の戦争記者としての哲学は、戦場を見て「戦況」は語っても「戦争」は語らないことだそうである。「戦争」は政治的なもので、戦場を取材しても分からないからだそうだ。
 著者は、この本の中でも何度か死にそうになっている。爆風で窓が吹っ飛ぶベランダにいたこともあるし、2度も米軍の戦車に砲台を向けられている。完全な混乱の中なので、死ぬか生きるかは偶然に左右されている。
 そんな中で、ホテルは営業していて朝食もちゃんと出る。街ではお茶屋さんも居たそうだ。砲弾が飛び交う下でも、普段の生活も営まれている。アラブの民の強さなのか、人というのは元来強いものなのか。報道される情報だけでは、見落としがちなことだと思う。
 気が重くなるような話も。イラク戦争は現場の取材では米軍の圧勝だったそうだ。国連査察で身ぐるみ剥いでから米軍は来たわけで、戦いとしては実にアンフェア。さらに、バグダッドで唯一爆撃されなかったビルは「イラク石油公社」。オイルが戦争の目的だったと言われても仕方ないのではないか。

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THE DA VINCI CODE

書影
書影

著 者:Dan Brown
出版社:Transworld Publishers(Corgi Books)
出版日:2004年
評 価:☆☆☆☆(説明)

 友達が貸してくれた洋書。ハリーポッターと違って、日本語版も既に出ているのだけれど、原書で読んでみた。
 ダヴィンチの絵に込められたメッセージや、暗号の謎解きが随所にあり、次々と降りかかる危機を切り抜けていく。退屈しない。だから、苦労しながらも読めたのだろう。映画にすれば面白いだろうと思う。と思っていたら、本当にトム・ハンクス主演で映画化が決まったらしい。
 あくまでこれは小説なので、ここに書いてあること全部を真実と受け止めることはできない。以下にあげたようなことが、真実っぽく説得力を持って語られている。トンデモ本に分類されるものかも知れないが、同様の内容の本が大真面目に出版されているらしい。
(1)イエス・キリストは実は結婚していて、子どもももうけている。
(2)その相手は娼婦から改心したとされるメアリーマグダレン(マグダラのマリア)
(3)その事実が都合が悪い教会がその証拠を葬ろうとしたが、失敗し逆に隠されてしまった。(これが聖杯の正体だという)などなど
そして、ダヴィンチの最後の晩餐に女性が描かれていること、これは現在確かめることのできる紛れもない真実。聖書によると13人の使徒は全員男性ということなのに。

 次々と明らかにされる謎を真実だと信じて読むと実に面白い。もちろん日本語版で良いのでオススメです。

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アフターダーク

書影

著 者:村上春樹
出版社:講談社
出版日:2004年9月7日初版
評 価:☆☆☆(説明)

 都会の一晩の出来事を描いた、村上春樹の中篇作品。
 村上春樹らしいと言えば良いのかもしれないが、つかみどころのない作品。物語は何かの予感を持ちながら(例えば、新しい恋とか、殺人やその他の犯罪とか)進んで行く。しかし、何かに向かっている様子はない。予感は、何にも結実しないで予感のまま終わる。
 登場人物は多彩。主人公は、美貌の姉を持ち、その陰で自信を持てずに外国語大学に通う女子大生。その姉は、2ヶ月も眠り続けている。その他に、元女子プロレスラーのホテルのマネージャー、誰かに追われている従業員、売春組織の中国マフィア、その売春婦を殴って身ぐるみ剥いだシステムエンジニア、そして主人公の相手役のバンドマン。全員が深夜から明け方の時間の住人だ。
 それぞれの登場人物に物語があり、それが交錯しながら展開するのだが、全ての話は宙に浮いたまま終わる。「朝が来たからこれで終わり」とでも言うように。一晩だけの出来事だから、何かの結末を迎えるのはムリなのかもしれないけれど、こんな何もかも宙ぶらりんでいいのか。
 これは、村上春樹が紡ぐ物語の断片なのではないか?これと同じが似た設定で、長篇が書かれるのではないか?こんな期待は甘すぎるだろうか。

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スルメを見てイカがわかるか!

書影

著 者:養老孟司/茂木健一郎
出版社:角川書店
出版日:2003年12月10日初版
評 価:☆☆☆(説明)

 著者2人の対談を中心としたヨモヤマ話。なんとも言えないフワフワした現実感のない話題が、延々と次々に展開される。
 例えば...「言葉は不思議だ。"リンゴ"と言った時、人それぞれ違う音を出している。書いた字も違う。リンゴそのものだって1つとして同じものはない。それでもリンゴはリンゴ。」または...「標本箱に閉じ込めた昆虫は自然か人工か?...自然と人工の両面を持っている。」といった感じ。こんな話に何の意味があるのか?
 タイトルの「スルメを見て...」というのは、「生きているものをデータ化するには、生きていて動いているものを止めなくちゃいけない。それでも生きているものを相手にしていると言えるのか?」というくだりにほんの僅かだけ出てくる。スルメはイカを干してある時点で動きを止めたもの。現実をデータ化して考えるのは、スルメを見てイカを語るようなものだ、と言うわけ。興味深い指摘だ。
 しかし、この話は本書のキーワードでもなんでもない。ダラダラした話の中にひょっこり顔を出した、少しマシな指摘という以上のものではない。これをタイトルにしていいのだろうか。「バカの壁」が売れに売れたことで、養老本を早く出したい、とばかりに角川書店が、何でもいいから対談させて、そのまま簡単に作った本、という感じがしてならない。口述筆記の「バカの壁」を上回る無責任さだ。
 それでも、心に引っかかった話を1つ。ほとんどの物はコントロールできない。自分の体や意識さえ。しかし、手入れすることはできる。里山のように適切に手を入れて、後は自然に任せる。これで維持することができる。人間関係も子育ても、ほとんどのことはままならない。それは当たり前のことなのだ。

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