金持ち父さん貧乏父さん

著 者:ロバート・キヨサキ シャロン・レクター (訳:白根美保子)
出版社:筑摩書房
出版日:2000年11月15日発行 12月15日第五刷
評 価:☆☆☆(説明)

 2年前のベストセラー。当時、本屋で平積みになっていたのを覚えている。
 この本の主張することは良く分かる。我々の固定観念を突き崩すところがあって、「なるほど」と思わせる。つまり、お金を生まない物(負債)を買うのを止めて、お金を生むもの(資産)を買え、ということだ。
 「我々の固定観念を突き崩す」というのは、固定資産という言葉が示すように、我々は、家や土地などのことを「資産」だと思っているが、他人に貸すのならともかく、自分で住んでしまってはお金を生まないので、これは「負債」だ、ということ。額に汗して、場合によっては何十年もローンを組んで、「負債」を買い込んでいるとしたら、ショックな話だ。
 実際、固定資産税やメンテナンスのお金がかかって、出費する一方で、いつまでも働かなくてはならなくなる。著者はこれを「ラットレース」と呼んでいる。回り車の中で走り続けるネズミ、どんなに走っても一生そこから抜け出せない。
 お金があったら、家や車を買うのではなく、株や不動産に投資して、そこから生まれたお金ではじめて買いたいものを買え、というわけ。著者も少し触れているが、投資というのは誰でもできるものじゃない。そうなるには努力が必要だ。

 努力してでも、お金持ちになりたい人にはお勧めです。

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